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トップクラスに入る勉強法コラム >> 石田 和彦 




目的を持って勉強する人が一番伸びる!



○ なぜ,人は勉強するのか?

これをお読みの生徒諸君,原点にもどって,自分に問いかけてみて
下さい。ご父兄の方もお考え頂き,お子さんにも尋ねてみて下さい。
学習のスタートは,この一点に集約されます。

ハッキリとした目的意識がないまま,いくら勉強法について論じて
みても,のれんに腕押しになってしまいますから…。

とは言え,「なぜ,人は勉強するのか?」という問いに,ズバリこ
れだ! という答えを導くのは難しいと思います。

一人一人の考え方,成熟度に違いで,様々な意見が存在すると思い
ます。

一つだけ,考える学習をすすめる会の城内貴夫氏の言葉

「より充実した生き方をさぐり,より深く考える能力を身につける
ため」である。


をここに挙げておきます。皆さんも,氏の言葉をかみしめ,自分な
りに考えてみて下さい。



○ 目的意識を持つこと

何か,哲学的な話になってしまいましたね。

現実に戻りましょう。

もし,生徒諸君が「なぜ勉強するのか」という問いに対して,はっ
きりとした答えが見つからなくても,今はかまいません。代わりに,
「目標」を定めましょう。

これなら,身近なものとしてとらえられると思います。例えば,

・次のテストで,5教科400点以上とりたい。

・自分は○○高校へ行きたい。

など。



目標は,途中で変わってかまいません。

ただし,いつでも自分の中に用意しておきましょう。

そして,勉強に取りかかる前に,自分の目標を心の中で唱えるので
す。テレビを見たい,ゲームをやりたい,という誘惑と,毎日闘う
のです。どちらの欲望が勝つか…。



ただし,「いい高校(大学)へ入ること」「いいところに就職するこ
と」が学習の最終目的ではありません。

私たちの考える「トップクラス」とは,ただ点数(偏差値)がいい
だけ,知識を詰め込んだだけの人たちを指してはいません。

「心の豊かな賢い人間」になることが最終目標なのです。




○ エピローグ

最後に,個人的なエピソードを。

私は,数年前,ゴルフにハマっていました。休日はコースへ出たり,
夜は練習場で打ち込んだりと,ほとんど体育会系のノリでした。

ところが,色々な理由で,ゴルフをピタッとやめてしまいました。
すると,じょじょに体に変化が現われてきました。

「体力の低下」です。

他に運動をしていなかったため,目に見えて体力が衰え,疲れやす
くなりました。それよりも深刻だったのは,おなかに脂肪が付き始
め,ジーンズやスラックスがはけなくなりつつあったことです。

ゴルフをやめた理由の一つは,金がかかること。

お金をかけずに,筋力のUPを目指し,柔軟体操から始まり,腕立
て伏せ・腹筋・通販で買った運動器具を組み合わせた独自のトレー
ニングを考案。実行に移しました。

とはいえ,やはり,取りかかるのは面倒です。そのたびに,「おな
かポッコリになってもいいのか?」と自分を脅迫(?)し,週4,5
回のペースでトレーニングに励むようになりました。

3ヶ月くらいで目に見えた効果が現われました。ふにゃふにゃにな
っていた腹部は固く引き締まり始め,20回もできなかった腕立て
伏せは,30回,40回と回数が伸びていきました。

冬場は,ずっとサボってましたが,最近トレーニングを再開しまし
た。一度サボると元に戻すのが大変です(苦笑)。


目的意識を持って,事に臨む。

そうすることによって,やる気をうながし,やがて具体的な成果と
なって現われる…。学習も筋トレも同じなんですね。


私の前後の号には,具体的なトップクラスに入る勉強法が載ってい
ます。けれども,「実践」してもらわなくては意味がありません。
その前に,

・なぜ,勉強するのか。
・当面の目標を何に定めるのか。

を考えて下さい。

それから,各号にある勉強法の中から「これだ!」と思うものを実
行してみて下さい。必

ず,あなたの学力は目に見えて向上していきます。