トップページ
 >> 成績が上がる勉強法コラム

「似てる」ってことは「違う」ってこと  考える学習をすすめる会 理事 石田 和彦


 昨年春、私の塾に、双子の姉妹の同時申し込みがあった。
 授業初日、2人を見た瞬間、
 「これは、ヤバイ!!」と思った。

 あまりにも、よく似ているのだ。顔も、体格も、髪型も・・・。
 双子のお子さんをお預かりするのは、私が塾を始めてから5組目であるが、こんなによく似ているケースは初めてだ。どっちがどっちなのかサッパリわからない・・・。

 ちなみに、私は、顔と名前を覚えるのが大のニガテ。一応、自己紹介をしてもらい、左の席がA子さん、右の席がH子さんと覚えて、何とか乗り切った。

 その後しばらくは、平穏(へいおん)な日々が続いた。2人とも毎回同じ席に座っていたからだ。

 1ヶ月ほどしたある日、左の席の子に「A子さん」と問いかけたら、「私、H子ですぅ!!」と思い切り怒られてしまった。隣りのA子さんも憮然(ぶぜん)とした表情。故意(こい)か偶然か、2人は席を入れ替わっていたのだ。
「ごめんね」って3回謝ったら許してくれたが、3回×2人=6回も謝るハメになった。
 座席で2人を識別しようとした私が悪いのだから、仕方がない。

 それからというもの、私は、何とか2人の特徴を頭の中にインプットしようと悪戦苦闘した。

 慣れてくるにつれて、話し方の違い、リアクションの違い、そして、性格の違いが見えてくるようになった。
 2人ともがんばり屋さんだが、H子さんはコツコツと努力するタイプ。チョット「天然ボケ」の要素がある。A子さんは、一気にパワーを発揮するタイプ。
どちらかというと「ツッコミ」型だ。

 あれから2年近くがたった。今では全く別の2人の生徒ととして接することができる(ただし、電話だと、今でもときどき間違えます)。


 マア、情けない話だが、彼女たちの了解を得て、コラムに載せた次第。
結局、筆者は何を言いたいのか?


 突然ですが、次の英文の意味を考えてください。下に答えがのっているけど、
英文から後を何かで隠してやってみて。
 なお、答えは、単語の意味だけを書き並べたもの。これってスラスラ流の訳し方だよ〜ん。興味のある人は、トップページにメルマガの案内があるから、読んでみてね。(^_^)


Mr. Tanaka asked me some different qestions.










Mr. Tanaka asked  me   some  different questions.
田中氏は たずねた 私に いくつかの 異なった   質問を


 お〜い、different(異なった)を difficult(むずかしい)と見間違えた人いないか〜?

 「異なった質問」と「むずかしい質問」とは全然違うんダゼ。ちょっとしたミスかもしれないけど、これが長文読解の問題だったらどうするの? 内容を取り違える危険性もあるんだよ。


 「似てる」ってことは「違う」ってこと。

 私がA子さんとH子さんの区別がつかなかったように、difficultとdifferentの区別がつかない人は要注意だ。


 似たような経験って、だれにでもあると思うんだ。人間なんだから、思い込み、カン違いによるミスは仕方がない。

 けれども、学校の試験や入試では、「ちょっとしたミス」が命取りになったりもする。英単語の意味の取り違いはできるかぎり防ぎたい。
 下に、まぎらわしい英単語を書き並べておくから、また、ここから下を何かで隠して、意味を考えてみて。


(1)their          (5)they
(2)there          (6)them
(3)these          (7)then
(4)those











<答 え>

(1)彼(女)らの、それらの    (5)彼(女)らは、それらは
(2)そこに、で         (6)彼(女)らを、に・それらを、に
(3)これらは、の        (7)そのとき、それから、それでは
(4)あれらは、の


 どうだった? パニクッた人、のーみそがグチャグチャになった人は、

・それぞれの単語のつづり、発音を正しく覚えること。音読が一番。
・結局、英文に慣れ親しんでいないから、わからなくなるのだ。
 今後、何らかの英文に接するとき、上の7つのいずれかが出てきたら、毎回
「よし、しっかり区別するぞ」と意識すること。
・それぞれの単語のイメージトレーニングを重ねること。(イメトレについて はMr柳沢の得意分野です。いずれ彼がコラムを書いてくれるでしょう)

 を意識して、日頃の学習に生かしてください。